なお、この応用として、お互いに紙に書き出したものを、同時に交換し合うという方法もある。交渉で話し合うべき議題や条件が、あまり数が多くなると、「いっせーの」で教え合うのも面倒である。そのため、お互いの要望を、箇条書きなどでリストし、そのリストをお互いに交換し合ってしまうのだ。そして、うまくまとまりそうなところをまとめていくのである。

 ただ、この方法は、やはりお互いにある程度の信頼感が生まれていなければできない。「あいつは、ウソをつくんじゃないか」と思っていれば、自分のほうも本当の要望を書くことに躊躇してしまうためである。そのためにも、常日頃から、あの人は約束を守る人であるとか、正直な人であることを相手にわかってもらえるような行動をとりつづける必要があるだろう。

 「あの人は、決してウソなどつかない」という安心感があればこそ、相手も安心して自分のホンネを教えてくれる。「いっせーの」で教え合おうと提案しなくとも、相手のほうから、「こちらの望みは、○○です」と語ってもらえるくらいに、交渉者として信頼されるのが理想である。

【答え (3)】

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