ひょっとしたら、第1志望は別にあって、両校とも併願校として受けられた可能性もあります。両校はかなり性格が違う学校ですから。この場合は、親がこの先、どのくらいエネルギーを使えるかですね。
親がもう中学入試で力尽きちゃって、もうこれ以上、お子さんにエネルギーを注げないのであれば、間違いなく青学ですよ。だって、中高生になれば反抗期を迎えて親の言うことは聞かなくなるし、やっぱりいくら学校の面倒見がいいと言っても、子どもに勉強させようと思ったら、親の力が必要となります。
お子様が真面目にコツコツ学習できる子で、国公立の難関大学や医学部を目指したいというのであれば攻玉社一択ですね。
究極、最後は入学金を納める前にお子さんを実際に連れていって、本人がよりピンと来たほうにするしかないですね。
実は、このようにギリギリまで迷う人はたくさんいます。入試日まで1回も訪れたことがない学校で入試当日に説明会を聴いて、志望順位がひっくり返ることも珍しくありません。
例えば、今は退任されましたが浦和明の星の島村新校長とか、今も現役の巣鴨の堀内不二夫校長などの入試当日のご講演は心にしみますから、第1志望ではなかったはずなのに「運命の学校はここだ!」と心変わりする人は少なくありません。しかし先ほど申し上げたように、少なくとも願書を提出する時期までには、親の心の中で志望順位を明確にしておかないといけません。気持ちの焦りが余計な混乱を招くからです。
――説明会に行って受験ラインナップを決める場合ですが、偏差値という尺度はどう使いましょう?
一般的に言えば、子どもの偏差値が50だとしたら、第1志望校はちょっと頑張って55くらいを目指す。第2志望は実力相応の50くらい。押さえの学校は45程度にすることが多いです。5刻みの根拠を申せば、サピックスでは合格力判定サピックスオープンという模試を6年生の9月・10月・11月・12月と4回やっているんですよ。すべての子どもの偏差値が一番高いときと一番低いときの差を取ると平均6~7ポイントになります。







