老後になりやすい人の「3つの共通点」

1. 「老けたな」と思っている

 日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一(一万円札の人です)は、「四十、五十は洟垂(はなた)れ小僧」という名言を残しています。

 40歳、50歳はまだまだ小僧だと思っていたほうがよいということなのですが、たとえ何歳になっても気分的には若いままでいたほうがいつまでも元気でいられます。

 フランスにあるモンペリエ大学のヤニック・ステファンは、3000名を超える高齢者についての調査で、主観的に老けていると感じている人ほど、さまざまな病気になりやすいということを明らかにしています(※1)。「いやあ、私も老けたな」などと思っていると、本当にどんどん老けてしまいますので要注意ですね。

2. 「ありがとう」を言わない

 毎日、陽気に明るく暮らせる人は、「ありがとう」という言葉を頻繁に口にします。逆に、気分が落ち込みやすい人は、「ありがとう」を口にしません。

 ミシガン大学のニール・クラウスは65歳で定年し、今は働いていない人を1992年から2007年まで追跡調査してみました。その結果、感謝の言葉を言わない人ほど、将来的に抑うつになりやすいことが判明しました(※2)。

 だれに対しても、「ありがとう」と言いましょう。感謝の言葉を口ぐせにすると、言われたほうも嬉しいですし、こちらも明るい気持ちになることができますから。

3. 出不精である

 定年を迎えたからといって、何もすることがなく、ただ自宅でぼんやりしているだけでは面白くも何ともありません。積極的にやるべきことを決めましょう。アクティブな人間になりましょう。どんどん外に出ましょう。そのほうが人生も楽しくなります。

 英リバプール大学のケイト・ベネットは、老人介護施設でなく自宅で生活している65歳以上の1042名を対象に、4年後、8年後の調査をしてみました。何を調べたのかというと、社会参加の度合い(※3)。

「選挙に行く」「ボランティア活動をする」など20の項目でどれくらい社会参加をしているのかを調べてみたのですが、8年後までに亡くなった人と生きている人を比べると、社会参加を積極的にしている人ほど長生きできることがわかりました。

 人間はとにかく動いていたほうがいいのです。何もせずに自宅でぼんやりしているだけでは、生きる喜びを感じることもできなくなってしまいます。