話し方で即バレ!
嘘をつく人の特徴
そのための方法は、面接を受ける人が自己アピールしている点について、さらに詳しく語ってもらうのがよいでしょう。
「○○について、もうちょっと教えてください」
「○○について、具体的に教えてください」
「○○について、いくつか例を挙げてください」
このような質問をすると、本人は「よし、きた!」とばかりに一気にまくしたてるような自己アピールをしてくるかもしれません。
普通、私たちは自分に関して何らかの質問をされたときには、事実を思い出しながら、頭で考えながらゆっくり描写しようとするものです。
ところが、話を盛る人は違います。事前に丸暗記しておいた内容を話そうとしたり、その場で嘘を塗り重ねながら話したりするので、言葉数が多くなり、まくしたてるような感じになってしまうのです。その点に注目すれば、「あっ、こいつは話を盛っているな」とか「ウソをついているな」と推測することができます。
イタリアにあるカトリカ大学のルイージ・アノーリは、真実を語ってもらう条件と、ウソをついてもらう条件の比較をするという実験をしてみたところ、ウソをつくときには、雄弁になりすぎる、よどみなく話しすぎる、という特徴があることを突き止めました(※2)。
「そんなことまで聞いていないのだけどな」と感心するくらいペラペラとよくしゃべるのだとしたら、話を盛りすぎている可能性が濃厚です。本当のことを話すときには、私たちはそんなに雄弁になりません。
セールスパーソンもそうですね。立て板に水のようにセールストークをする人がおりますが、そういう人の話には、どこかにウソが混じっていると身構えたほうがいいでしょう。眉に唾をつけて、騙されないように注意が必要です。
なお、ウソをつく人は視線を逸らすものだという説がありますが、実際には逆だということを示す研究もあるので視線に注目するのはおススメできません。
サザン・コネチカット州立大学のアンバー・ハインズは、真実を語る条件とウソをつかせる条件での実験をしてみたところ、ウソをつくときのほうが相手の目をじっと見つめることが多かったそうです(※3)。
面接を受けに来た人が、面接官の目をじっと見つめていたとしても、正直に語っているとは言いきれません。むしろ、ウソをついている可能性のほうが高いということも覚えておきましょう。
【参考文献】
※1 Hitsch, G.j., Hortacsu, A., Ariely, D. 2010 Matching and sorting in online dating. American Economic Review ,100, 130-163.
※2 Anolli, L., & Ciceri, R. 1997 The voice of deception: Vocal strategies of naïve and able liars. Journal of Nonverbal Behavior ,21, 259-284.
※3 Hines, A., Colwell, K., Hiscock-Anisman, C., Garrett, E., Ansarra, R., & Montalvo, L. 2010 Impression management strategies of deceivers and honest reporters in an investigative interview. The European Journal of Psychology Applied to Legal Context ,2, 73-90.







