2012年末の衆議院選挙で、衆議院の女性比率は7.9%となった。参議院の女性比率は、衆議院に比べるとやや高く、前回2010年の選挙後に18.2%となっていた。しかしいずれも、人口の半分を代表しているということを考えれば、せめて30%以上であることが必要ではないだろうか?

 このような視点から、筆者は基本的に、女性候補に投票することにしている。当落線上にある候補者を選ぶのは、自分の投票行動によって何かが変わる可能性に賭けたいからだ。

 また、できれば50歳以下の候補者を選択するようにもしている。国会議員の仕事は、体力・気力・精神力とも充実していなくては遂行できない激務だからだ。とはいえ、実のところ、年齢はそれほど重要視していない。

 現職の全国会議員の年齢構成は、現在、

40歳以下   87名
41-50歳  201名
51-60歳  207名
61-70歳  177名
71歳以上   45名

 となっており、一般にイメージされる「老害」という状況ではなくなっている。むしろ、選挙民の年齢構成を考えれば、充分に若い候補者が選択されていると考えてよい。

 本来ならば、少なくとも16%とみられる貧困層を代表して、せめて10%の貧困層出身の議員・あるいは貧困層の人々の代弁者として行動する議員が、国政から地方自治まで、どのような議会にも存在している必要があるだろう。この他にも、議会の構成には、さまざまな歪みがある。一有権者が、その歪みのすべてを正すことは不可能だ。だから筆者はとりあえず、男女比を正すための選択を続けている。

 次回は、生まれつき障害を持つ生活保護当事者の生活と思いを紹介する。8月1日から実施予定となっている生活保護基準の引き下げは、どのような人々を直撃するのであろうか?

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本田由紀氏推薦文
「この本が差し出す様々な『リアル』は、生活保護への憎悪という濃霧を吹き払う一陣の風となるだろう」