欧米企業がブラジルのレアアース(希土類)産業に資金を注ぎ込んでいる。背景には、ブラジルが中国のレアアース支配を弱める一助になるとの期待がある。ブラジルは中国に次ぐ世界第2位のレアアース埋蔵量を誇り、鉱山会社は国内各地で鉱床の開発を急いでいる。しかし、その野心は鉱石の採掘にとどまらない。企業や政府当局者によると、レアアースを分離し、金属を生産し、最終的には磁石を製造できる加工工場の建設を目指している。その野心が実現すれば、中国にとって大きな脅威となる。中国は世界のレアアース埋蔵量の約半分を保有しているが、加工と磁石生産では90%超を支配しており、世界的なサプライチェーン(供給網)に圧倒的な影響力を持っている。