伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。第4回はゴミの分別がテーマです。

生活密着型分類を
深堀りして面白がる

 もしかすると、日々の暮らしの中にもっとも多く現れる、万人に共通した分類作業は、ゴミの分別ではないでしょうか。特に都市部ではかなり細かく分け方を指定されるケースが多いよう。そんな生活密着型分類を、分類王たる僕が黙って見過ごすわけにはいきません……。いや、本当は見過ごすこともあるんだけど、ここは深掘りして面白がりつつ、いじって創造的遊戯をしないと宝の持ち腐れであると。

 そこで今回は、究極のエコライフを目指したいあなたに送る、オリジナルゴミ分別回収表のご提案です。

 まずは、今回のインフォグラフィック、完成形をご覧ください。文字が小さくて読みづらいかと思いますが、できるだけ、一番外側まで把握していただくと面白さが伝わると思います。

「ゴミの分別」を徹底的に追求したらこうなる!<br />無用なまでに分けるプロセスこそが「創造」ですグラフィック作成/小宮山秀明
拡大画像表示