インドネシア 2013年10月23日

日本人女性に「おしん」の姿を見た?
バリ人男性にアラサー日本人女性がモテるワケ

アラサー日本人女性は「おしん」の幻影に取り憑かれている!?

 話を聞いて感じるのが、日本人女性は「おしん」の幻影に取り憑かれているのではないのか?ということ。

「おしん」といえば、絶望的な状況のなか、辛い時でも文句ひとつ言わず、家族のために身を粉にして働く姿が、当時日本中を虜にした伝説的ドラマ。ドラマの放送開始は、団塊の世代が子育てし始めた80年代初めだった(ちょうど今、日本では映画化されて話題になっているようだが)。現在アラサーとなっている女性たちが、このドラマに影響を受けて教育されたことは容易に想像できる。多くの娘たちが「おしん」スピリッツを確実に埋め込まれてきたのだろう。

 インドネシアでも「おしん」が放送されていたことがある。親たちは子どもながらに頑張る姿を教え込もうと、放送が始まるとテレビの前に息子や娘を呼び寄せ、真剣に見るように説いていたという。

 バリ人の家庭は筋金入りの家父長制。日本ではいまや父親が君臨している家庭をみることは少なくなったが、ここではまだまだ根強い。

 例えばバリ島で人気のサッカー観戦。男性だけで町内の集会所に集まり、酒瓶を片手に楽しむのが当たり前。女性がこの中に加わることは絶対にない。女性は酒、タバコはもちろん厳禁、仕事以外でどこかにひとりで出かけることもない。家庭のために自分の時間を費やす、それがあるべき女性の姿なのだ。そう、「おしん」のように。

 このような母親の姿を見て育ったバリ人男性が、女性に「おしん」像を求めるのは仕方がない。日本のアラサー女性の内なる部分に「おしん」が存在しているのをバリ人男性は見抜いているのかもしれない。

パサール(市場)に買い物に来た、子どもをあやす若いお母さん(本文と関係ありません)【撮影/アピ・マガジン編集部】
屋台でバクソ(肉団子スープ)を食べる親子(本文と関係ありません)【撮影/アピ・マガジン編集部】

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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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