12月に入り、激化する新卒採用戦線。テレビや新聞、Webのニュースでもこの1週間は連日就活に関する報道が続きました。就活生向けの新しいサービスもたくさん出ており、望まずともソーシャルメディアを介して友達から情報が入ってきます。

 誰もがスマホやPCでいつでもネットに触れられるようになった今だからこそ、有り余る情報をどう精査し、周りに流されず自分なりの選択をしていくかが問われそうです。

 そこで今回は、便利・役立つ最近話題の就活生向けサービスやその特性、話題の企業の取り組み、新卒採用サイトなどについてまとめてみました。

激化する就活生向けサービス

【履歴書/ES作成ツール系】
Open ES (運営企業:リクルートキャリア)

「1枚書けば、何社にも出せる。それが、OpenESです」

 地獄のミサワが電車をジャックし話題となった、今年のリクナビ連動のサービス。キャッチコピーの通り、1回ESを書いたら複数に提出できるというサービスで、過去の就活生からすれば「今の就活生はいいな!」と思われる便利なものでしょう。

 しかし、これは過去からある一括エントリーやブックマークができる機能のES版であって、結果的にたくさんのエントリーができるようになるだけで、決して就活が楽になるものではないと思います。当然その書いた1枚がイケてない内容なら、全部一斉に落ちることだってあり得ます。

 Open ESが定着すると、今度はOpen ESマニュアルみたいな本なりサイトが出てきそうで、この「質の高い人だけ取りたい採用企業」、「採用効率を上げて利益を上げたい採用支援業者」、「たくさんエントリーする就活生」の三者のいたちごっこは続きそうです。

 いずれにせよ、リクルートキャリアだからこそできるサービス。これで企業側、就活生側双方がどう変わるのか注目したいサービスです。