新興国投資 2013年12月25日

東アフリカの経済ハブを目指す国
ケニアの首都ナイロビで
日本人初の証券口座を開設してきた
[木村昭二のどんと来い! フロンティア投資]

 実は10月に行ったばかりのパリで筆者は、空港から乗ったタクシーが渋滞で停車した途端に強盗団に襲撃され、後部の左右窓ガラスを割られて同乗者が膝上に置いていたバッグを奪われるという事件に遭遇したばかりでした。そのため「ナイロビではどれだけ酷い目に遭うんだろう…」と警戒度マックスで緊張して現地入りしたのですが…。

ナイロビの街は思った以上にきれいで安全だった。写真左側に見える丸いビルは、ケニヤッタコンファレンスセンター。最上階は展望台になっており市街を一望できる。(Photo:©木村昭二)

 

 実際に見たナイロビの治安は、それほど悪そうでもありません。拍子抜けです。念のため現地の人10人以上に「やはり昼間でも歩いたら危ないのだろうか」と聞いてみたところ、笑いながら「そのガイドブックは全然事実と違う。情報が古い。夜は気をつけたほうがいいが、昼はぜんぜん大丈夫だ」と言うのでした。逆に私のほうが「東京は放射能汚染が深刻だと聞いているが、平気なのか」と質問されてしまいました。なるほど、外国で得られる“情報”とはその程度のものなのかもしれません。百聞は一見に如かずです。

 中心部は高層ビルが立ち並び、道路はキレイに舗装されています。走っているのはトヨタの車が圧倒的に多く、携帯普及率もかなり高いように見受けられました。ショッピングセンターでは韓国製の家電製品がずらりと並べられ、食品売り場には豊富な野菜、ステーキなどの高級食材、日本でもお目にかかれないぐらいの圧倒的な種類のヨーグルトやラクダのミルクが目を引きました。この国で富裕層・中間層が着実に増えていることを実感しました。

 一方で、経済発展に伴い貧富の格差は拡大していて、街外れにはアフリカ最大のスラム地区もあります。実際に行ってみましたが、電気こそ引いているものの下水もなく、悪臭が漂い、衛生環境にかなりの問題があると感じました。数万エーカーの丘に30万人が住んでいるとのことでした。

ケニアの光と影。ショッピングモールの食品売り場には豊富な食品が所狭しと並べられ、この国の中間・富裕層が育っていることを実感した。その一方で、数万エーカーの範囲に30万人がひしめき合って住んでいるというスラム街も。どこの国でも経済成長の過程では格差拡大は深刻な問題になる。(Photo:©木村昭二)

現地の証券会社を訪問
外国人投資家への対応はいい感じ

 さて、現地入りした翌日から大手証券会社を3社ほど訪問しました。最大手はレポートもしっかりしており、こちらの質問にもきちんと答えていただけるなど、信頼のおける対応です。ケニア市場の取引は60%が外国人によるもので、国別ではイギリス、南アフリカ、アメリカの順だそうです。


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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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