いつでも どこでも フクサヤ キューブ

 お正月明け、福砂屋のカステラをお土産にいただきました。創業1624年、400年の歴史を誇る福砂屋は、長崎カステラの元祖でもあります。職人の手業(てわざ)にこだわり、卵割りから泡立て、混合、撹拌、釜入れ、焼き上げまで、1人の職人さんが一貫して手作業で担当するという、独特の(というか現代とは思えない超絶的)製法をとっています(HPで生産工程を紹介)。

パッケージが世界を変える<1><br />~フクサヤ キューブ

 いただいたのは一辺が5~6cmのほぼ立方体をした「フクサヤ キューブ」でした。

 福砂屋のHPには「いつでも どこでも フクサヤ キューブと謳っています。出張土産としてもらった会社の中でも、もしかしたら外でピクニックのときでも、手軽に食べられることを強調しています。ただ、カステラマニアの家人に聞いたら「1本は食べきらないときに自分で買う」ものでもあるようです。「割高だけど、残すよりいいから」と。

 確かに、結構割高です。ふつうのやつ(小切れ1号)だと、580gで1680円なので2.9円/gですが、このキューブは55gで252円(単品)なので4.6円/gもします。6割高、といったところ。

 でも、そのパッケージは美しく、かつ、随所に工夫が溢れていていました。iPod touchを買ったときに、その白いコンパクトなパッケージで感じた以来の感動でした。