「東京は退屈、早くジャカルタに戻りたい」
常に刺激をくれるインドネシア

 ここまでご紹介してきたように、インドネシアで実際に働くのはとてもハードに見えますが、日本人にとって、魅力的な地であるのも間違いないようです。現在、日本に戻ってきている前出の高野さんは、こんな熱い思いを語ってくれました。

「2011年2月にインドネシア・ジャカルタで現地法人立ち上げのために駐在開始して以来、約3年を迎えようとしています。 1ヵ月間の仕事の関係で東京におりますが、早くジャカルタに戻りたい気持ちでいっぱいです。

 東京では 毎日毎時間毎分で予測不能な問題が起きない、洪水も渋滞も公害もない、腹も壊さない、チフスやコレラで休む人もいない。予定調和で物事が進みます。『なにかを解決したい!』『救ってあげたい!』『自分が変わらなくてはならない!』という強い動機が湧いてこないのです。 つまり、インドネシア・ジャカルタが与えてくれた刺激、活気に慣れてしまい、それを糧に生きている今、それがない東京は非常に退屈な場所になってしまったのです」

 どなたも、必ずしも高野さんほどアグレッシブである必要はありません。しかし、日本人であることに胡坐をかいていてはいけません。なぜなら、インドネシアでは、現地採用する人材が必ずしも日本人である必要性はないからです。転職する上で他国の方も競争相手になります。

 人材採用はまさに国際競争に直面をしています。ガラパゴスといわれている日本国内では、今はまだアジアの方との競争は激しくないですが、今後は外国人を今以上に受け入れていくことになるでしょうから、より高い自己研鑽が求められるといえるでしょう。