「残業や接待続きで、寝るのは深夜。毎日朝がツラいんです」…。
いまさら聞けないカイシャのあんなことやこんなこと。“楽天的キャリアナビゲーター” 前川タカオがズバリお答えします!

A2:注意! 眠さのもとは仕事に
対する受身の姿勢なんだよ

 朝かぁ。眠いよなぁ。学生時代と生活時間が一気に変わったから、大変だよな。キミのツラ~い気持ち、オレもよくわかるよ。懐かしい限りだよ。就職活動が終わった大学4年生の後半は典型的な夜型だった。毎日寝るのは深夜3時すぎ。「笑っていいとも!」のウキウキウォチング♪が目覚まし代わりだった。ダサいよなぁ。

 ところが働きはじめると、環境が一変。毎朝8時半からの朝会に間に合うために、通勤時間が1時間15分かかる寮を出るのは7時すぎ。6時半には起きなきゃいけなかった。それに仕事の要領が悪かったり、先輩と飲みに行ったりしてたから、毎日寝る時間は、学生時代と変わらず深夜3時すぎ。ツラかったなぁ。

 ただな。心配しなくても、この生活時間にはそのうちなれてくるんだ。長い期間、海外旅行とかに行って日本に戻ってきたら、時差ボケでしばらく眠くてしかたない感覚ってわかるだろ? 会社員生活で毎朝眠いのは、まさに学生から社会人へ変わったことで起こる時差ボケみたいなもの。大丈夫、大丈夫。

 オレも会社生活17年目ともなると、さすがに眠くてツラいということは、もうほとんどない。前日がいくら遅くても、ね。3年目のころなんかは、週に2日ぐらい徹夜しても全然平気になってたよ。

 最近は、健康を考えて、なんとか3時間以上は寝るようにしてるけどね(笑)。

 何で入社したての頃はあれだけ眠かったのに、今は眠くなくなってきたんだろう?

 振り返ってみると、生活時間やサイクルに体がなれてきたこと以上に、実はもっと大事な理由があるんだ。それは、仕事において、キミ自身がどんどん当事者になっていく、ということなんだ。