唐突な質問だが、御社のWebサイトは、定期的に、かつ自動的にキャッシュを生み出せているWebサイトとして稼働しているだろうか? SEO対策やWeb広告が奏功し、サイトのPVが上がっただけで満足していないだろうか?

 せっかく苦労して自社のサイトまで見込み客を誘導しても、最終的にキャッシュを生み出せていなければ、Webマーケティングが成功しているとは言えない。

 実際、多くの企業がSEOやSEM対策に力を入れ、自社のWebサイトへ見込み客を誘導することに成功している。ただ一方で、その集めた見込み客に資料請求や問い合わせをしてもらったり、さらには実際に商品を購入してもらうためにはどうしたらいいのかについては悩んでいる企業も多いだろう。実際のところ、この部分がもっとも難しいのだ。

 そこで、本コラムでは、特殊な文章テクニックを活用して、サイトにおける問い合わせ数や成約率が上がる方法、つまり、SEOやSEMの先にある、「成約」という着地点に到着するための、もっとも効果的な方法をお話しして行きたい。

 その特殊な文章テクニックとは、ダイレクトマーケティングの世界で言う、「セールスコピーライティング」という広告物などから最大限に反応を得るための文章術のことを指す。このコラムを最後まで読んで頂ければ、文章の書き方一つで、ユーザーの反応率、成約率が大きく変わってくるという事実を、ご理解いただけるはずだ。

セールスコピーの効いたDMで
5万円以上の商品が1%の成約率

 では、セールスコピーライティングとは、いったいどのようなものなのか? わかりやすく言うなら、優秀なセールスマンを文章に置き換えたものと考えてくれればいい。私もセールスマンをかなり長くやってきた経験を持ち、それなりの営業成績を収めてきた。ただ、どんなに優秀なセールスマンでも、自分の足で回れるお客様の数には限界がある。どんなに頑張っても1日に30~50件が限界のはずだ。そこで、ひとつ具体例をあげよう。