橘玲の世界投資見聞録 2014年4月3日

ヨルダン観光のハイライト、世界遺産・古代都市ぺトラの遺跡
[橘玲の世界投資見聞録]

 冬の時期はペトラを歩くにはいいが、照明があるわけではないので日が落ちるとあたりは真っ暗になってしまう。エル・ディルから正面ゲートまで徒歩で戻るとどんなに急いでも2時間はかかる。日が落ちてしまうと、ベドウィンの馬車で正面ゲートに戻るしかない。

死者を祀ったとされる犠牲祭壇。ローマ劇場の手前から岩山を30分ほど登ったところにある   (Photo:©Alt Invest Com)
犠牲祭壇から眺めた夕陽。このあと急速に暗くなってきた (Photo:©Alt Invest Com)

 

 ペトラはローマ支配の後、363年に大地震に襲われ壊滅的な打撃を受け、それ以降はひとびとから忘れられた廃墟になっていた。それを発見したのがスイス人の探検家ルートヴィヒ・ブルクハルトで、1812年に世界に紹介されてから発掘と修復が進み、1985年に世界文化遺産に登録された。現在も発掘作業は続けられているが、いまだその全容は明らかになっていない。

 なお、ペトラからは同じ高速バスでアンマンに戻ることもできるが、デザート・ハイウェイはひたすら砂漠地帯が続くだけ。イスラエルとの国境にある死海を訪れるには、ペトラからタクシーを半日チャーターするのが便利。ホテルで手配してもらって140JOD≒2万円だった。

 死海は出口のない湖に周囲の塩分が溶け出し、太陽の熱で水分が凝縮して生まれた。塩分濃度は30%ときわめて高く、藻の一種を除けば生物は住めない。死海に身体を浮かべる写真がよく紹介されているが、肌の弱いひとはやめた方がいいだろう。最近では死海の泥を使ったエステや化粧品が人気を集めている。

手前の波打ち際に見えるのは塩の固まり。泳いだあとは全身を水で洗い流さないと肌が真っ赤に腫れる           (Photo:©Alt Invest Com)
泥エステをする欧米人。手前はそれを眺めるブルカ姿のムスリムの女性    (Photo:©Alt Invest Com)


 

 <執筆・ 橘 玲(たちばな あきら)>

 作家。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ベストセラーに。著書に『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編』『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 至高の銀行・証券編』(以上ダイヤモンド社)などがある。ザイ・オンラインとの共同サイト『橘玲の海外投資の歩き方』にて、お金、投資についての考え方を連載中。

 
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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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