仲間を募ってチームを作り
他人事を自分事化せよ

 健全な危機感を持つことができたら、次は、仲間集めだ。そう、自分の自己変革、キャリア開発には、同好の士を集める必要がある。つまり、自分(達)変革推進のための連帯チームづくりだ。人間一人だとなかなか行動を起こせないし、続かない。だから、仲間を集めて相互に刺激を与え合うことが大切だ。

 これは、お互い同士の自分変革プロジェクトといえるだろう。作り方は自由だが、自分と同じ境遇の人を集めるというのも1つの考え方。ただ、同じ境遇の人間が集まって、傷のなめ合いをしても仕方がない。前向きに自分たちの人生をリビルドするために活動することが大切である。

 具体的なプロジェクトの進め方として推奨しているのが、相互コーチングの考え方だ。リボルビング方式で、たとえば今日は今後の自分のキャリアについて仲間皆で考えてもらう。次の回は、Bさんのことを皆で考える。またその次はCさんのことを皆で考える。その繰り返しである。それぞれの人のことを、岡目八目で皆で考えていく。

 社会人材学舎でも、チームビルディングを重視している。たとえば、第6回に話した大人CAN(大人になってからやれるようになったこと)と原点CAN(そもそも自分が得意だったこと)の掛け算。今後のキャリアに関して、そこからどのような可能性が生まれるか。この分析も、本人には発言権はなく、チームの皆が議論する。

 そんなふうに、チームを作って、他人事を自分事化する。ここまでをかなり意図的に行う。そうすれば、自己変革、新しいキャリア開発はきっとうまくいく。

●お知らせ●

筆者である野田稔さんと伊藤真さんが塾長を務める
人材の再教育を通じて雇用の流動を高め、社会全体での終身雇用を目指す
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