バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部が、シンガポールとタイを結ぶ、インドシナのオリエント急行「イースタン&オリエンタル・エクスプレス」を体験レポート。後編の今回、いよいよアジア版・オリエント急行の世界へ。
フアラムポーン駅からオリエント急行のようなものが発着しているらしいのですが、見たことがありません。
バンコクの鉄道は単線です。街中をノロノロと走る列車と同じように走っているのでしょうか? ヨーロッパを走るオリエント急行と同じ運営なのでしょうか? 車内は記憶遠く輝くアガサ・クリスティ原作の映画『オリエント急行殺人事件』と同じなのか? シンガポールまでひとり片道数十万円って本当なのでしょうか?
いろいろと思いを巡らしながら、某日、南十字星のシンガポールからインドシナのジャングルを突っ切ってバンコクを目指すアジアのオリエンタル急行「イースタン&オリエンタル・エクスプレス」に、タイ西部にある途中駅カンチャナブリから飛び乗りました。
そこに見たのは走る最高級ホテル。数時間後、最高級ホテルはフアラムポーン駅に滑り込んでいきました。

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