海外でビジネスを始めたい人へ
最後に、インドネシアでビジネスを始めたいと思っている人に向けてメッセージをいただきました。
「安ければいいという時代は終わり、“よいもの”を提供することが一番大切な時代となったのはインドネシアでも同じです。“よいもの”というのは、品質・コスパだけでなく、その商品を通じて自分の「思い」を届けること。
ビジネスを始めるときにはどうしても利益ばかりを追ってしまいがちですが、それだけでなく何を残せるのか、利益の先にあるものを持っていることが最終的に利益を生み、ビジネス成功の秘訣ではないかと思います」。
大阪弁で軽快なトークをしながらも、生島さんのビジネスに対する思いは熱く深い。海外でビジネスをしたいと考えている方の少しでもお役に立てれば、とインタビューを快諾してくれました。
持ち前の明るさで周りの人を元気にしてくれる生島さんは、「ここウブドに住まわせてもらっている」という謙虚な気持ち、お店のスタッフ・関係者への感謝の気持ち、ウブドの人たちや文化を尊重する気持ちをいつも忘れないのだそうです。
地元とのつながりを大切にすること、これが海外ビジネス成功の秘訣なのだと、インタビューを通じ強く感じました。


(文/長野綾子)
1976年生まれ。日本語教師としてインドネシアと出会い、2005年からグローバル人材紹介会社JACリクルートメントで、日系企業・日本人求職者のサポートを担当。ジャカルタ在住8年。
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