キャリアプロデューサーの櫻井です。

 突然ですが、皆さんは「ハローワーク」についてどんなイメージをお持ちですか?

「ハローワークってなんかダサいよね」
 「なんかオジサンがオジサンの就活の世話をしている感じ」
 「陰気で暗いイメージ」
 「年配者が通うところでしょ?」

 上記はこれまで私がキャリアコンサルタントして関わってきた中で20代前半の男女が感じていた内容です。彼らは1度もハローワークを訪れた事はありませんでした。

 そこで今回は、若者に敬遠されがちなハローワークの効果的な使い方と大手就職サイトとの違いについて書いていきたいと思います。

ハローワークと大手就職サイトの違い

 私が就職支援で関わった方々は、これまで就職が上手く行かなかった20代の男女がメインでした。一般的な統計は分かりませんが、少なくともそのほとんどの方がハローワークを敬遠していました。その主たる理由は、冒頭でご紹介したとおりです。

 そもそもハローワークとはなんでしょうか。

 正式名称は「公共職業安定所」で国によって運営されています。主な事業としては職業紹介事業で労働の需要と供給をマッチさせる事です。

 実際にハローワークを訪問してみると、割と静かな環境です。求人票検索用のパソコンが数台から数十台設置されており、相談用のカウンターもあります。実際に利用している若者からは、「どこか図書館や役所にも似た雰囲気が苦手」という声も聞きました。とはいえ、毎日ハローワークに通わなくても、求人検索だけなら自宅でもできます(「ハローワークインターネットサイト」)。

 にもかかわらず、大多数の若者は人材企業を始めとした就職サイトを利用しています。確かに人材会社の就職サイトはどれもスタイリッシュで検索項目もスマートです。さらに求人紹介は写真を始めとした情報がとても豊富に掲載されています。中には「非公開求人」と呼ばれる一般には公開されていない求人を揃えている企業も存在します。学生の就職活動中から引き続き利用している方も多いです。