中国 2014年10月22日

これから10年、中国もアジアも激動する。
そのなかで起業家はなにをなすべきか?【第1回】

エリートから豚飼いへ

 たまに、自分の人生の流れに失笑してしまうことがあります。

 前にこんな感じになったのは、雲南省の自社コーヒー農園で豚を飼いはじめた時です。雲南の青い空を見ながら、とうとう豚飼いのオヤジになったかと、自分を笑ったものです。

 で、今回は元やんちゃ少年を社長に仕上げるわけです。

 思えば数年前は、

「Hello San Francisco, are you there? what's about NY?」

 なーんて、いくつかの投資銀行を取りまとめた電話会議で世界中のバンカーを繋げながらプレゼンなんかをやっていた私なわけです。それはそれで、見ようによっては絵に描いたようなエリート君づらをしていたわけです。

 いまじゃあ、お師匠に出会ったおかげで、養豚やらカルビやらの立派な焼肉屋のオヤジです。

 これからどうするのか? 焼肉屋のオヤジをやり続けるのか?

 自分自身のこの質問に答えるために、この後10年の世の中の動きを想像し、自分の生き方を決めていく必要がありました。

 今回の連載では、私のビジネスの拠点である中国市場の将来について考えたことをまとめてみたいと思います。

1)中国はこの後どうなってしまうのか? 日本のメディアがいうバブル崩壊は起きるのか?

2)中国がアジア経済の中心を担うとすると、中国がくしゃみをするとアジアはどうなるのか?

3)今後のアジアの中で日本人の担う役割はなにか?「日本人にしかできないことは何か?」

 これが、自分自身の新しい道を探すために私が考えたことです。

成都の焼肉店「牛牛福」【撮影/金伸行】

(文/写真・金伸行)

著者紹介:金伸行(きむ・のぶゆき)
お金儲けの神様「邱永漢」人生最後の弟子。2005年より中国四川省成都に在住、日本生まれの韓国人。グループ会社3社の社長兼取締役。主な事業は、焼肉 を中心としたフードサービス。5カ国語を話し、前職は世界最古の戦略コンサルティングファームADLにてコンサルタント。現在は、アジア最高の焼肉チェー ンを作るため、年間100フライト及び肉食400食をこなしつつ、マラソンで体を絞っている。

 

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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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