「ネットやメールの中だけで熱愛モードに入ってしまう男性が多いんです」

 こう話すのは、ヤフー会員サービス事業部企画部パートナー縁結び企画 髙田康太さん。女性の写真やプロフィールを一目見て恋に落ち、熱烈なアプローチを繰り返す男性が少なくないという。

 なにしろ、最近の写真の技術はそうとうなもの。ライティング効果ひとつで、見栄えはぐっと上がる。とくにこのところのブームで、「婚活写真」に賭ける女性の意気込みはますます高まっている。

 それだけに、実際に会ってみると現実とのギャップが大きいことも。一気に熱が冷め、婚活そのものをやめてしまう人も多い。その反対に、同じことを何度も繰り返す人もいる。いずれのパターンも成婚には至りにくい。

 面と向かえば難しい愛情表現も、メールでは簡単にできる。ついつい気持がエスカレートし、一方的なメッセージを送ってしまう人もいるだろう。その結果、相手に嫌がられ、トラブルが起きたりする。

 バーチャル恋愛は相手の表情が読めないだけに、いったんはまるとのめりこみやすい。純情な人ほど痛手を負うことが多いので注意しよう。

「愛の大安売り」は女性を自信過剰にする?

 落とし穴はほかにもある。

 清水奈保さん(仮名・37歳)は、黒目がちの大きな目が可愛らしい女性。2年ほど前、2ヵ月間だけネット婚活サイトに登録していたという。

 「入会した途端、ものすごい数の交際申し込みメールが送られてきたんです。1週間で100通くらいだったでしょうか」

 一瞬、『私、すごくモテてる?!』と舞い上がってしまったそうだ。

 「ところが、よく読んでみるとその多くは定型文をそのままコピペしたような内容。おそらく、新規入会の女性全員に一斉配信しているんだと思います」