脳の働きを強化する食品とは?

「あの人誰だっけ、名前が出て来ない」、「何を探していたか分からなくなった」……。

 子どもに数学の問題を見せられたのだけど、もう解けなくなっていた、なんてことありませんか。年と共に残念ながら頭の働きが衰えていきますよね。中には会話をする時に辞書やマホのような「外部記憶装置」が最近欠かせないなんて人もいるのではないでしょうか。

 新しいことを覚えるのに何度も聞かないといけなかったり、脳トレをやったりと皆さん工夫をしていらっしゃるようです。勿論そうした努力は大事ですが、脳の働きを強化するといわれている食品、ブレインフードを摂ることも一つの手です。ブレインフードには、血流をよくして脳梗塞を防ぐもの、脳の代謝をよくし脳の機能を高めるものなどがありますが、厳密に分けることは困難です。

 ブレインフードには、イチョウの葉、アスタキサンチン(鮭など)、GABA(発芽玄米など、トコトリエール(ビタミンE)、EPA(青魚など)、DHA(青魚や魚の眼の裏のゼリー状部分など)、ミルクペプチド(牛乳など)、ホスファチジルセリン(大豆など)、テアニン(緑茶など)などがあります。

 これらは認知症の予防にも効果がありますので覚えておくといいでしょう。認知症予防に役立つ食品としてはさらに、ナッツ類、魚、鶏肉、カリフラワー、果物、緑黄色野菜などもあげられていますのでご参考に。