いまや“クリぼっち”が新スタンダード?<br />おひとり様に捧げるクリスマスプランいろいろな種類のドイツビールが楽しめる六本木ヒルズ・クリスマスマーケット2014  写真提供:六本木ヒルズ

「クリスマスは恋人たちの日」というイメージはもう過去のもの? 去年から“ぼっち”=おひとり様という言葉に注目が集まり、大学に登場した“ぼっち席”=おひとり様専用席が話題になったり、一人焼肉専門店やヒトカラ=一人カラオケ専門店、オランダに登場したおひとり様限定高級レストランがメディアにとり上げられたりすることも。クリスマスに一人で過ごす“クリぼっち”という言葉もぐんぐん知名度を上げ、クリぼっちのためのクリスマスプラン、クリスマススポットも結構あるのだ。(取材・文/ライター 大高志帆)

過ごし方の№1は“クリぼっち”

 実際のところ、今年のクリスマスの過ごし方はどうなっているのだろうか。

 アットホームボックス調べのアンケートを見てみると、未婚男性のクリスマス・イヴの予定は、

1位「一人で過ごす(34.4%)」
2位「仕事・アルバイト(32%)」
3位「家族とクリスマスパーティ(12%)」

 という“クリぼっち”率の高い結果に。ちなみに、クリスマス当日になっても順位は変わらず、さらに“クリぼっち”率は上昇。

1位「一人で過ごす(36.8%)」
2位「仕事・アルバイト(34.4%)」
3位「家族とクリスマスパーティ(11.2%)」となった。

 クリスマス=“カップルイベント”という世間のイメージとは裏腹に、今の日本では恋人とクリスマスを過ごす人のほうが珍しいのである。少し寂しい気もするが、どうやら“クリぼっち”は、大人の未婚男の新たなスタンダードになりつつあるようだ。となれば、「恋人もいないし……」と肩身の狭い思いをしたり、「一人だから……」とクリスマスから距離を置いたりする必要はない。もっと堂々とクリスマスを満喫すべし! ということで、おひとり様にぴったりのクリスマスの過ごし方をいくつかご提案しよう。

ドイツビール片手にメリークリスマス!

 ひとつめのプランは、「六本木ヒルズ クリスマスマーケット2014」である。会場は、クリスマスマーケットの本場・ドイツを思わせる豪華なデコレーションで、クリスマスムードは満点。しかし、あくまで“マーケット”なので、そこまでカップルは多くないし、“ぼっち”客も多いという心強いスポットだ。