橘玲の世界投資見聞録 2015年4月9日

「神に見捨てられた街」南アフリカ・ケープタウン、
ダウンタウンのクリスマスイブ
[橘玲の世界投資見聞録]

 ロングストリートには移動交番が設置され、黄色のベストを着た警備員があちこちに立っている。この一角は夜でも安心して歩けるが、通りを1本渡ると無人になる。みんな車で移動して、夜にダウンタウンを歩いたりしないのだ。

 ちなみに映画『ケープタウン』では主人公(白人)の息子がここでデートするシーンが出てくるが、現実にはそんなことはない。たまに旅行者らしきひとを見かけるが、この通りにいるのはほとんどが黒人だ。

ロングストリートに配置されたセキュリティボックス   (Photo:©Alt Invest Com)
至るところに黄色のベストを着た警備員が立っている  (Photo:©Alt Invest Com)

 

白人比率8割で警察官もいるベイエリア

 ダウンタウンのあとは、ベイエリアに移動した。ご覧のように、海岸沿いがずっと緑地帯になっていて、そこでひとびとがスポーツを楽しんでいる。海に面して並んでいるのはコンドミニアムだ。

ケープタウンのベイエリアでスポーツを楽しむひとたち  (Photo:©Alt Invest Com)

 

 実はここで、南アフリカに来てはじめて警察官を見た。芝生の上でうつぶせになって倒れている(寝ている?)男性に近づいてくるのが騎馬警官だ。警官たちは男性に声をかけると、立ち上がるように促していた。

 当たり前の光景だと思うかもしれないが、南アフリカではヨハネスブルグでもケープタウンのダウンタウンでも制服姿の警察官は通りに立たない。だがこの高級住宅地では、民間警備会社ではなく“ほんものの”警察官が治安維持にあたっているのだ。

芝生の上に寝ている男性に騎馬警官が近づいてくる  (Photo:©Alt Invest Com)
警官に促されて立ち上がる男性        (Photo:©Alt Invest Com)

 

 ベイエリアの中心が、V&A(ヴィクトリア&アルフレッド)ウォーターフロントと呼ばれるショッピングコンプレックスだ。かつての波止場を再開発したエリアで、高級ブランド店やレストランが集まっているほか、ネルソン・マンデラが収容されていたロベン島へのフェリーもここから出ている。

 ケープタウンのダウンタウンが黒人たちの世界だとすると、ここは白人の比率が8割を超える。レストランや高級ホテルでは、白人比率はほぼ100%だ。

ウォーターフロント。背景はテーブルマウンテン   (Photo:©Alt Invest Com)
歩いているのはほとんどが白人         (Photo:©Alt Invest Com)

 

ブランドショップが集まるショッピングセンター (Photo:©Alt Invest Com)
レストランの店内。このときは客の全員が白人だった  (Photo:©Alt Invest Com)

 


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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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