3つの対応法によって
クラッシャーから自分を守る

 これらの背景を把握したうえで、「パワハラ・クラッシャー上司」への対応について解説します。

【クラッシャー対応1】
攻撃性には受容的に

 攻撃性は退行現象です、ですから彼らの不安感・焦燥感を受け止め、まずはひたすら頭を垂れて聞き流し、怒りと不安が多少収まるのを待ちます。

【クラッシャー対応2】
劣等感を認識する

 心の底に根ざす不幸な劣等感があることを慮ってあげてください、そうすれば多少は皆さんの気持ちも収まるはずです。

【クラッシャー対応3】
周囲の人と共有化する

 誰かがターゲットになって説教を受け始めたら、課内の他のメンバーが「クライアントからの緊急の連絡」等として呼び出してあげる、などの対応のマニュアル化が必要です。
 
 クラッシャーは現代においてコンプライアンスの観点から決して容認されるものではありません、しかし、現実的には、企業も即対応できるものでもありません。そのような事情の中で、当面はこのような対応マニュアルで応じていくのが実際的でしょう。
 
 これまで、10回にわたり未熟型社員について、産業精神医学的観点から解説してきました。これらは現代社会が大きくその構造を変貌させようとしているこの時期に生じた社会病理現象です。ですから、これらの個々の問題にミクロな視点で対応するだけではなく、企業として、さらには社会として真摯に対応することが重要となってくるのでしょう。

 長い間のご愛読に感謝いたします。

 

ストレスマネジメントブック 好評発売中!

松崎一葉先生が「未熟型人材」のチェックの仕方と対処法を解説した「ストレスマネジメントブック」 好評発売中!

詳細はこちら