メリルリンチ日本証券 ※社としての見通し

●日経平均見通し 15年6月末:2万500円 15年12月末:2万1100円

 企業業績が着実に改善、株主還元の強化、公的年金からの日本株投資継続。リスクはギリシャ問題。

●「セル・イン・メイ」はどの程度あり得るか?  

 確率は20%。ギリシャのユーロ圏離脱が意識される。

マネックス証券 広木隆(フィナンシャル・インテリジェンス部 チーフ・ストラテジスト)

●日経平均見通し 15年6月末:2万円 15年12月末:2万3000円

 期初の会社予想は慎重だが、今期(2016年3月期)は世界的な景気回復と原油安の恩恵から15%程度の増益が期待できる。日経平均の今期予想EPSを1300円程度とすればPERが17倍で約2万2000円強。18倍近くまで相場が強含む場面も想定され、2万3000円は十分に達成可能な水準である。

●「セル・イン・メイ」はどの程度あり得るか?  

 確率は50%。決算発表の一巡後に調整する可能性があるが、今年は例年以上にセル・イン・メイがメディア等で喧伝されている。これだけ警戒感が強ければ仮に調整したとしても大幅な下げにはならないだろう。

みずほ総合研究所 武内浩二(調査本部市場調査部 主席エコノミスト)

●日経平均見通し 15年6月末:2万円 15年12月末:2万700円

 企業業績の改善やコーポレートガバナンス強化の動きが評価され、株価は底堅く推移する見込み。リスク要因としては、利上げが意識される中での米株の調整、景気鈍化がみられる中で急上昇している中国株の調整、ギリシャ問題の深刻化など。

●「セル・イン・メイ」はどの程度あり得るか?

 相応の確率で起こり得る。2月以降の相場上昇が速かった反動で、利益確定売りは出やすい状況。上記のリスク要因の顕在化や、決算発表での市場予想に比して慎重な業績見通し発表などをきっかけに、株価がいったん調整する可能性があろう。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング 小林真一郎(調査部 主任研究員)

●日経平均見通し 15年6月末:2万円 15年12月末:2万1000円

 企業業績は好調であり、15年度も過去最高益を更新する可能性が高く、株価の押し上げ材料となる。一方、海外景気の先行き不透明感の高まりや、米国の金融引き締めを受けての世界的な金融市場の混乱への懸念が、上値を押さえることになりそう。

●「セル・イン・メイ」はどの程度あり得るか?  

 GPIFなど年金資金の株式運用比率の引き上げ、日本銀行のETF買い取りなどもあり、下値では買いが入ると期待され、大幅な株価の調整の可能性は小さそう。海外市場での株価下落が波及する可能性を含めても、確率は20%程度にとどまるのではないか。