普陀山は仏教版ディズニーランド
普陀山では毎夜、中国を代表する映画監督、張芸謀(チャン・イーモウ)制作の舞台劇「印象普陀」が上演されている。島内には多数の宿泊施設があり、ツアー客の多くは1泊して寺を回るのだという。さながら仏教版ディズニーランドだ。
普済禅寺でだいたいの様子がわかったので、徒歩で南海観音像へ向かう。普陀山が観音信仰の本山であることの象徴として1997年に建立された。ちなみに入場料は6元(約120円)。この島にただのものはない。


普陀山には3000人の僧侶がいるとされるが、勤行や托鉢などの修行姿を見ることはほとんどない。その代わり、iPhoneを見せながら若い女性観光客と談笑したりしている。日本の高野山などもずいぶん商業化されていると思うが、それに比べても規律はそうとうゆるそうだ。


午前中に普済禅寺と南海観音像を見て、じゅうぶん満足したので寧波に戻ることに。下は帰りのフェリー乗り場。平日だからこの程度の行列で済んでいるが、週末や連休の時期になれば左手にある広大な空間が観光客で埋まり、乗船まで3時間待ちになるという。


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