さらに今年1月には、「有給休暇取得率100%」の義務付けも決定した。年初、全社員に年休計画表を作成させ、四半期に一度は調整、取得状況を確認する。計画表と取得状況に基づいて部署ごとに取得率を算出し、ランキングを作成、それを全社のイントラネットに掲載しているというから驚きだ。

ノバレーゼのイントラネットに掲載されている「2015年上期有休取得計画達成率ランキング」。100%を達成していない店舗や部署は、ランキングの背景が灰色に…

エンタメ休暇、スポーツ観戦休暇…
3日以上休めば補助金が出る会社も

 ブライダル業界にも負けず劣らず、過酷な労働環境のイメージがあるのがゲーム業界だろう。そんな業界でユニークな休暇制度持っているのが、gloopsだ。同社は、2013年7月より「エンタメ休暇」という、年間1日か半休×2回の特別休暇が取れる制度を導入した。

「新しいゲームの発売日に休む」「丸1日映画を観続ける」「平日にディズニーランド」など、堂々と遊ぶために休めるのがこの休暇の魅力。「エンタメ休暇の取得率は7割を超えており、2014年は前年よりも10%以上も取得率がアップした」(同社人事グループマネジャー・岩藤洋志さん)というのだから、効果は絶大だ。そんな同社も2年ほど前は休みが取りづらかったそうだが、この仕組みが功を奏し、年次有給休暇の新規取得率も10%以上アップしたという。

 インターネット広告事業を行うファンコミュニケーションズは、「スポーツ観戦推奨時間休暇」を導入している。きっかけは、2013年6月4日に行われたW杯アジア地区最終予選の日本vsオーストラリア戦だった。もともと重要な試合は、社内にモニターを設置してみんなで観戦していたが、社員が増えてきたことで見づらくなった。そこで社長の「早く帰って良い!」という鶴の一声をきっかけに、日本国民の多くが応援するような重要な大会の際は、この制度が発動するという。

 最近では、7月6日に行われたFIFA女子ワールドカップの決勝で適用された。その日はもともと四半期に1度行われる全社会議の予定だったが、開始時間を10時から11時にずらし、出社時間も9時半から10時半に変更。その1時間分は時間単位の有給休暇扱いになったという。有休扱いに決まったのは、7月2日と突然のことだったが、同社管理部の生沼園美さんによると、「全社員の8割程度が取得している」というから驚きだ。