それによると、国産乗用車部門の1位は、やはりプリウス。1リットル当たりの燃費は21.7キロとなった。2位はインサイトで同19.2キロ。3位はシビックハイブリッドで同18.5キロとなった。

 e燃費では、ユーザーから集めた平均燃費データとともに、カタログ数値の達成率も発表している。それによれば、プリウスは「57~61%」、インサイトが「69%」、シビックハイブリッドが「60~65%」となった。

 一方、外国車のランキングに目を向けると、1位は伊フィアットの「フィアット500」で、ユーザーの平均燃費データは同16.8キロ。同モデルのカタログ上の「10.15基準値」である同13.8キロを大きく上回る結果となった。

 2位もフィアットの「パンダ」で、同14.3キロ(10.15基準はカタログになし)。3位はフォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフTSI」で同14.3キロ、カタログ数値の達成率は85%、4位はVWの「ジェッタTSI」で同13.9キロ、カタログ達成率は99%となった。

 筆者が何を言いたいかというと、カタログ数値の達成率に明確な内外格差が存在する、ということなのだ。

 昨年末の原稿では、海外メーカーの大半が、日本企業のように「10.15基準」を達成するためだけの専用ギアシフトプログラムを組む余裕がないため、市販車をテストに持ち込んでいると触れた。

 e燃費のデータはサンプル数が少ないという指摘もあるかもしれない。ただし、同データは、様々なユーザーが実際に日常の移動手段として使用したものを平均したものだ。それに対して国交省のデータ、特に国産車の場合は、メーカーのテストドライバーが専用ギアシフトプログラムを駆使して弾き出した数字だ。

 クルマを購入する消費者にとってどちらが有益な情報か、賢明な読者ならばもうご理解いただけよう。