任意保険は、怪我に対して何を補償してくれるのか。S社との交渉

 加害者側のS社の保険で、怪我への治療費や見舞金が支払われることになりました。最後の支払い明細書を見ると、

1. 治療費:実費が医療機関に支払われる
2. 休業損害:年収と休業日数などに応じて算定される
3. 通院交通費:実費が本人に支払われる
4. 傷害慰謝料:「任意自動車保険の支払い基準」により算出される

 とあります。金額的に大きいのは2.4.ですが、4の「障害慰謝料」は半分ブラックボックスでよくわかりません。

 昔は保険業界が「統一基準(*2)」をつくってそれを官庁が認可し公表していたのですが、自由化に伴ってそういう談合はなくなりました。その代わり、各社が独自基準を持ち公表しなくなったので、まったく突っ込みようのない、わからないものになりました。

 でも少なくとも「日数×4200円(*3)」とか言われたら要注意。それは自賠責保険でカバーされる最低水準ですので。

 さて、明確なようで意外と面倒なのが、2の「休業損害」でした。年収×休業日数、なのですが、私には事業収入があって年収が一定ではないことと、休業日数が定まらなかったからです。

 治療費などもそうですが、これらの大前提は、治療が終了、つまり怪我が「完治(もしくはもう改善せず後遺症が確定)する」ことです。

 でも、私の怪我は完治までの時間が読めないタイプのものでした。

*2 例えば通院30日間で12万3000円とか。
*3 自賠責保険の場合には、「治療日数と、通院実日数×2、を比べて少ない方」×4200円と決まっている。任意保険会社は、この額との差額のみを負担している。