31、「競合を本気にさせたくない」

 今はライバルとして認識されていないからある程度稼がせてもらえてはいるけど、本気でこの市場に手を伸ばしたら、全面戦争になって潰されるかも…。「敵として認識されたら損」という危惧から却下されてしまうケースだ。「友好関係にある企業の領地を侵略したくない」などの思惑が入る場合もある。こういった場合は「相手と戦争するのではなく、棲み分ける」といった言い訳をしっかりと用意しておくなど、の工夫が必要だ。

32、「なんとなく失敗しそうな気がする」

 30にも似ているが、「うまくいかない気がする」という上司の長年の勘のようなもの。直感的なものなのだが、こう思われてしまうと「GO」が出る可能性はきわめて低くなる。過去の失敗パターンをしっかりと研究して、その「失敗を思い起こさせないように、全くの別企画として認識してもらう」ことが大事である。もし過去の失敗との関係性を問われた場合は、「スマホ時代の今は○○だからまったく違います」と即座に切り返せるように準備をしておこう。

33、「勝手にやれば?」

 根回しで失敗したときに他部署の幹部などから言われるセリフ。事前相談も十分にないし、提案においてこちらへの配慮もない。そんなものに協力できるわけがない。だから、「うちは協力しないけど、勝手にやればいいんじゃない?」と突き放してくるのだ。どんなに良い提案でも、関係部署にへそを曲げられれば実行することはできない。とはいえ、事前に相談すればその段階でつぶされてしまう…という八方ふさがりになってしまうケースも多い。「えいやっ」とさらに上の上司や会議体に提案して、会社からの「GO」をとりあえず勝ち取ったのちに、最終的には直接の上司に他部署の幹部に謝りを入れてもらうことで解決するようにするしかないだろう(そのためには、自分の上司にも腹をくくってもらわないといけない)。

34、「○○さんの地雷を踏むからやめておこう」

 会社の重要人物が間違いなく嫌がる提案のときには、「いい提案なのはわかるけど、絶対にできない」と言われてボツになる。これは、どう画策してもひっくり返すのは難しい。後学のために○○さんの地雷の由来をしっかりと聞き、あわせて会社に存在する地雷をすべて学習して、今後の糧にするくらいしかやりようがない。

35、「いろいろあるんだよ」

「なぜダメなのかは言えないけど、いろいろ差しさわりがあるんだ」という、打つ手なしの困ったケース。過去に何らかのトラブルがあった、タブーとされていることがあるなど、会社の事情通に聞けば原因がわかることもある。ただし、メールでやりとりしても誰も教えてくれない。お酒でも飲みながら聞き出してみるしかない。「いろいろ」を学ぶことは社会勉強にもなるから、ぜひ若いうちからやっておくことをお薦めする。