こうしたタイプは、職場でも仕事に自分を合わせようとせず、もっぱら自分に合った仕事を探したがる。

 「もっとオレにあった部署があるはず」

 「オレの実力を認めない上司は、性格に問題があるに違いない」といった調子だ。

 仕事でも婚活でも、ついつい「自分探しの旅」をしてしまう彼ら。だが、「世界にただひとりのオレ」にぴったりの仕事や女性がそうそういるわけもなく、旅の成果はあまりはかばかしくないようだ。

何かと経験豊富なバブル世代
それどころじゃなかった若手世代

 もちろん、上の世代が若手を批判する風潮はいつの時代も変わらない。「シュガー社員」「ゆとり社員」の問題が取り沙汰される昨今だが、今の40代もかつては「新人類」「マニュアル世代」などと揶揄された。

 しかし、上司も女性も同じような違和感を覚えているとすれば、やはり、そこには共通の問題点があるといえそうだ。

 原因のひとつは「経験値の低さ」だろう。

 「優秀な大学を出て、いい企業に勤めている男性に限って、なかなか婚活がうまくいかなかったりする。よく聞いてみると、学生時代に女性とつきあった体験がほとんどないらしい。若くて柔軟なうちに恋愛経験を積んでおくと、どうすれば女性受けがよくなるか、自然とわかってくるはずなんですが」(久野さん)

 逆にフラれた経験があれば、「そうか、こんな美人は高嶺の花なんだな」とか「よし、次はこんなふうに声をかけよう」などとノウハウが身に付いてくる。

 とはいえ、いたしかたのないところもある。バブル期やその直後の豊かな時代、学生は勉強より恋愛やサークル活動、アルバイトに精を出す余裕があった。大学は「レジャーランド」などと呼ばれていたものだ。今の若手にすれば「とんでもない話」である。