住宅ローン借り換え比較ランキング[2019年]
2017年6月15日公開(2018年4月2日更新)
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ザイ・オンライン編集部

住宅ローン金利の最新動向チェック!【2016年7月】
英国のユーロ離脱を引き金に、底が見えない金利低下
「変動」「10年固定」では、ついに「0.4%」も登場住宅ローンアドバイザー 淡河範明

2016年7月の住宅ローンの金利の最新情報を更新!
主要金融機関の「変動」「5年固定」「10年固定」「35年固定」の住宅ローン金利の最新動向について、「本当に得する住宅ローン実質金利ランキング」の作成に協力してくれている住宅ローンアドバイザー・淡河範明(おごう のりあき)さんが解説! 金融機関が提示する表面金利だけでなく、諸費用などを盛り込んだ「実質金利」を比較する視点で、最新&本当の住宅ローン市場の姿を丸裸にする!(ザイ・オンライン編集部)

イギリスのユーロ離脱が金利低下引き起こす

 日本の住宅ローンの金利はこれまで底だと考えられていた水準を更新するという流れになりました。

 6月は、イギリスの国民投票がユーロ離脱という予想外の結果となり、世界経済の先行き不透明感から日本円が買われました。長期国債も買われて、更なる金利低下を招いたことが、住宅ローンにも影響しました。

 金融機関は混乱しながらも金利の引き下げという選択をしたようです。今後の金利の方向性もやや不透明感が漂います。

変動金利は0.4%も登場

 変動金利については、6月の表面金利はARUHI、住信SBIネット銀行、じぶん銀行の3金融機関が並んで0.497%でした。7月は、小幅ではありますが、更なる金利の引き下げがあり、新生銀行が初めての0.40%を打ち出しました。

 ただし、表面金利が安くなったからといって安易に選択をしてはいけません。「変動金利」住宅ローン実質金利ランキングで見れば、表面金利が安い金融機関には諸費用や優遇制度が十分でないケースがあり、全期間でみれば高くつく可能性があるからです。実際、実質金利でみると、最も低いのは楽天銀行であり、表面金利が最も低い新生銀行ではありませんでした。

【2016年7月最新版】競争が激しく、1%を大きく割り込む低金利!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.577% 0.513% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
金利、諸経費が安いだけでなく、固定金利期間終了後に適用される金利も安めで、実質金利で見て競争力が高い。事務手数料は一律32万4000円であり、他のネット銀行の多くが採用する2.16%に比べて安い。また、事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能
2位 ◆ARUHI <MR.住宅ローンREAL 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【ARUHIの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。金利設定は低いが、諸経費は2.16~3.24%と比較的高め。8疾病保障特約(保険料別)も付帯できる。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴
ARUHIの住宅ローンの公式サイトはこちら
2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、契約は最短10日とい短期間での契約が可能だ
2位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。通常の団信に加えて、「8疾病保障」を無料で付帯している。他の金融機関なら、特約料として金利を0.3%程度上乗せしているもので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている
◆表面金利が1位の住宅ローン(変動金利)
14位 新生銀行 <当初固定金利タイプ(借換)変動金利> ※1
0.952% 表面金利1位
0.400%
0円 5.4万円
【新生銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
事務手数料は5.4万円からと安く、10.8万円の事務手数料を払えば、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「介護保障付団信」が付くのも割安だ。過去に繰り上げ返済で期間短縮した場合、入院時などにその期間だけ元本返済を止められるサービスもある。表面金利は低いが、実質金利は高くなることがあるので確認を
新生銀行の住宅ローンのの公式サイトはこちら

5年固定は0.35%に低下

 6月から7月にかけて、固定期間が短い金利も久しぶりに表面金利が下がりました。2年固定、3年固定は先行していましたが、とうとう5年固定も0.40%を切る水準まで金利が下がったことに驚きを隠せません。表面金利が最も低いのは三井住友信託銀行の0.35%です。

 5年固定においても、表面金利と実質金利の違いには注意が必要です。実際、表面金利が最も低い三井住友信託銀行は、5年固定の住宅ローン実質金利ランキング4位でした。実質金利が最も低いのは、表面金利が低くない楽天銀行です。

【2016年7月最新版】10年固定金利のほうが安く、存在感は薄い
◆「5年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)5年固定>
0.641% 0.748% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
金利、諸経費が安いだけでなく、固定金利期間終了後に適用される金利も安めで、実質金利で見て競争力が高い。事務手数料は一律32万4000円であり、他のネット銀行の多くが採用する2.16%に比べて安い。また、事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能
2位 ◆イオン銀行 <金利プラン(定率型)5年固定>
0.763% 0.800% 0円 借入額×2.16%
【イオン銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
イオンでの買い物が5年間、5%オフになる(年間90万円まで)ので、合計で最大22.5万円分のメリットがある。固定期間終了後の金利優遇幅が大きく、実質金利では上位に顔を出す。売買契約金額・工事請負契約金額の105%まで借りられるので、諸経費やリフォーム費用も住宅ローンと一緒に、低い金利で借りられる
3位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 5年固定>
0.765% 0.725% 借入額×2.06% 3.24万円
【みずほ銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
3大メガバンクの一つで全国に支店があるほか、ネット住宅ローンをラインナップする。オプションである「8大疾病補償プラス」は、保険料が安く、途中解約可能で使い勝手がいい。返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借り入れ期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する
◆表面金利が1位の住宅ローン(5年固定金利)
4位 三井住友信託銀行 <当初期間金利引き下げ 5年固定>
0.788% 表面金利1位
0.350%
借入額×2.06% 3.24万円
【三井住友信託銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手信託銀行だが、ネット銀行なみの低い金利の商品を出しており、実質金利でも上位にランクインする。女性向けに入院日額1000円を保障する医療保障(支払条件あり)を無料で付帯しているほか、「8大疾病保障」(金利0.4%上乗せ)、「3大疾病保障」(金利0.3%上乗せ)、「ガン保障」(金利0.2%上乗せ)も付帯できる

10年固定は非常に割安感あり

 10 年固定も、7月は表面金利が最低水準を更新し、とうとう表面金利が0.5%を切りました。6月までは0.50~0.55%を何ヵ月か行き来していましたが、底値が本当に見えなくなってきました。今後、10年固定がどこまで下がるかは注目したいところです。特に、りそな銀行が金利面で大胆な割引をして0.4%とし、非常に割安感があります。りそな銀行の商品は、表面金利と実質金利がともに最も低くなっていて、判断に間違うことはないでしょう。

 興味深い点として、表面金利が同じでも、実質金利が異なる例がいくつか見えます。2016年7月であれば、下表のように、三井住友信託銀行(新規貸し出し)とりそな銀行(借り換え)の表面金利は0.4%と同じなのに、実質金利は、0.866%と0.619%で約0.24%の違いがあります。

 この違いは、借入金額、借入期間等により異なりますが、トータルでみると100万円以上の差になることがあるため、慎重な判断が必要となります。ちなみに、ここまで異なってしまう要因は、固定期間終了後の優遇金利幅の違いからです。三井住友信託銀行は、固定期間終了後に店頭金利から1.4%差し引くとしていますが、りそな銀行は1.906%差し引くとしているからです。

【2016年7月最新版】金融機関の競争激化で5年固定よりも金利が低い商品も!
◆「10年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆りそな銀行 <WEB限定借換ローン(当初型)10年固定>
0.619% 表面金利1位
0.400%
0円 借入額×2.16%+3.24万円
【りそな銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手銀行の一角で住宅ローンの獲得に積極的。特に借り換えに力を入れており、10年固定金利は実質金利でも非常に金利が低い。WEB限定商品は他の商品と諸経費が違って割高だが、それでも競争力がある。オプションとして、16の特定状態・所定の要介護状態を保障する新しいタイプの団体信用生命保険を提供している
2位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)10年固定>
0.765% 0.885% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
金利、諸経費が安いだけでなく、固定金利期間終了後に適用される金利も安めで、実質金利で見て競争力が高い。事務手数料は一律32万4000円であり、他のネット銀行の多くが採用する2.16%に比べて安い。また、事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能
3位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 10年固定>
0.794% 0.725% 借入額×2.06% 3.24万円
【みずほ銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
3大メガバンクの一つで全国に支店があるほか、ネット住宅ローンをラインナップする。オプションである「8大疾病補償プラス」は、保険料が安く、途中解約可能で使い勝手がいい。返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借り入れ期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する
◆表面金利が1位の住宅ローン(10年固定金利。ただし新規の貸し出し
参考 ◆三井住友信託銀行 <当初期間金利引き下げ 10年固定 新規の貸し出し>
0.866% 表面金利1位
0.400%
借入額×2.06% 3.24万円
【三井住友信託銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手信託銀行だが、ネット銀行なみの低い金利の商品を出しており、実質金利でも上位にランクインする。女性向けに入院日額1000円を保障する医療保障(支払条件あり)を無料で付帯しているほか、「8大疾病保障」(金利0.4%上乗せ)、「3大疾病保障」(金利0.3%上乗せ)、「ガン保障」(金利0.2%上乗せ)も付帯できる
>>「10年固定」住宅ローン金利ランキングはこちら! 

35年固定は0.93%

 7月は、表面金利での最も低い金利は優良住宅ローンなどの長期固定住宅ローン「フラット35」で、0.93%でした。ただし、フラット35は団体信用生命保険料を含んでいないので、それを足すと民間の住宅ローンには負けてしまいます。

 「35年固定」住宅ローン実質金利ランキングで見ると、ソニー銀行が実質金利で最も低い金利となっています。今年に入ってから、三菱UFJ銀行、ソニー銀行がデッドヒートを繰り広げています。

 さらに、全期間固定ではありませんが、三井住友信託銀行の30年固定の当初金利0.80%であり、実質金利は0.937%と1%を割り込んでいます。最後の5年間は変動金利となるので多少のリスクはありますが、有力な選択肢でしょう。

【2016年7月最新版】表面金利は1%を割り込んで、お買い得感高まる!
◆「35年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆ソニー銀行 <住宅ローン 20年超>
1.013% 1.004% 0円 4.32万円
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
手数料が4.32万円と安い「通常の住宅ローン」は全期間固定と一定期間固定の商品に強みがあり、借り入れ時の金利が低いだけでなく、固定期間終了後の金利も低めに設定されている。全期間固定(20年超)なら、こちらを選ぼう。もう一つの商品である「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、表面金利の低さはトップクラスだが、手数料は借入額の2.16%かかる
2位 ◆三菱UFJ銀行 <ずーっと固定金利コース 35年固定>
1.133% 1.000% 借入額×2.06% 3.24万円
【三菱UFJ銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
民間金融機関の中で住宅ローン取扱残高ナンバーワン。メガバンクの中では比較的安い金利を提示しており、特に固定金利の商品は実質金利でも上位にランクインする競争力を持つ。7大疾病保障については、多くの金融機関と違って、保険料を毎月支払うことができるので、いつでも中途解約ができて使い勝手がいい
3位 ◆三菱UFJ信託銀行 <全期間固定型 35年固定>
1.204% 1.070% 借入額×2.06% 3.24万円
【三菱UFJ信託銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手信託銀行の安心感がある一方で、ネット銀行並みの低金利を提供。給与振込や公共料金の引き落としなどの条件がないのはうれしい。インターネットで事前審査ができるが、本契約は本支店で本人が直接行う必要がある。教育資金贈与信託を利用している場合は、金利割引がある。3大疾病保障は、金利0.3%上乗せとやや高め
◆表面金利が1位の住宅ローン(35年固定金利)
5位 ◆優良住宅ローン <フラット35 20年超>
1.340% 表面金利1位
0.930%
0円 借入額×0.66%
【優良住宅ローンの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」を販売する住宅ローン専門会社。金利、手数料ともに低めでフラット35を扱う会社の中では競争力がある。リフォーム費用を一緒に借りられる商品も取り扱う。全国で融資可能で、東京以外の遠隔地の場合、正式な契約などは同社が出張して行う
◆実質金利が1位の住宅ローン(ただし、30年固定金利
参考 ◆三井住友信託銀行 <当初期間金利引き下げ 30年固定>
30年固定1位
0.937%
0.800% 借入額×2.06% 3.24万円
【三井住友信託銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手信託銀行だが、ネット銀行なみの低い金利の商品を出しており、実質金利でも上位にランクインする。女性向けに入院日額1000円を保障する医療保障(支払条件あり)を無料で付帯しているほか、「8大疾病保障」(金利0.4%上乗せ)、「3大疾病保障」(金利0.3%上乗せ)、「ガン保障」(金利0.2%上乗せ)も付帯できる
※実質金利は、借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら諸費用は、事務手数料等、保証料、団体信用生命保険料(フラット35のみ対象。融資残高×0.358%を毎年支払う)とする。主要15金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各金融機関の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の協力で作成。 ※1 新生銀行は「パワースマート住宅ローン」年0.15%金利優遇キャンペーン適用。
>>「35年固定」住宅ローン金利ランキングはこちら! 

 このように、超長期金利が、実質金利で1%切るような水準まで下がってきています。住宅ローン減税が1%であることを考えると、住宅ローンもマイナス金利になっているといえます。

※翌月の金利動向
【8月の金利動向】国債金利下落を受けて、住宅ローンは過去最低水準、はこちら>>

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