一律10万円給付金は「不要不急なもの」に使うのが最もよい理由一律10万円給付金の最も有効な使い道とは(写真はイメージです) Photo:PIXTA

一律10万円給付が決定
世間に溢れる「使い方に迷う」の声

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、現金一律10万円給付を織り込んだ補正予算案が、4月29日に開催された衆院で可決され、正式決定しました。給付金のための予算は12兆8800億円にのぼるそうです。

 気になるのは「いつもらえるのか」ということですが、日程は市区町村によって異なるようです。ただ早い自治体では、5月中に給付が行われることが期待できそうです。

 さて、私の周囲でもコロナをきっかけに収入がまったく絶たれてしまった人が少なくなくありません。私個人のライフスタイルとして、プライベートではフリーランスの友人に囲まれていることもあり、実情は結構深刻に見えます。そうした人たちにとって、給付金が5月に入ることは恵みの雨。この10万円を使って、なんとか翌月まで生活をもたせるための「つなぎ資金」になりそうです。

 では、そこまで生活が厳しくない人、たとえば「仕事はあって、給料日に給料は振り込まれる。でも、この先が不安だ」という人の場合、この給付金をどう使えばいいのでしょうか。

 繰り返しになりますが、手にした給付金を引き出して電気代、水道代、家賃、友達からの借金の返済などに使わなければいけない人は、それ以外のことに使う必要はないでしょう。そうではなく、そこまで困窮していないけれど、10万円が振り込まれた人はどうすべきか、という話です。

(1)心配なので定期預金に回す
(2)とりあえずそのままにしておいて、後で考える
(3)日々の生活費にありがたく使っていく
(4)緊急事態宣言が解除されたら、不要不急なものに使ってしまう