あの流行語も!無意識に人をイラつかせる「10の口癖」一番評判が悪かった口癖は?

は? その口癖、マジでムカつくんですけど

 言葉を仕事にしているせいか、人の口癖がやけに気になることがある。たとえば、飲食店などで聞く、「~のほう」という言葉。ご注文のほう、おしぼりのほう、お会計のほう……。いったいどっちの方角を向けばいいのかわからなくなるが、本人としては悪気があって言っているのではなく、単になんとなく無意識に使ってしまっているだけなのだろうと思う。

 かくいう筆者にも、たくさんの口癖がおそらくある。なかには、人をイラつかせてしまう口癖もあるだろう。口癖は無意識に口をついて出てしまうため自覚しにくく、自分でも気づかぬうちに人間関係に悪影響を及ぼす可能性がある。無自覚なだけに、恐ろしいのだ。

 今回は、人をイラつかせてしまう口癖を調査し、10語を厳選した。あなたが知らないうちに使ってしまっている口癖が、含まれているかもしれない。ぜひ、チェックしてほしい。

◆は?

 著者が聞き取り調査したところ、一番評判が悪かったのが、相手になにかを言った後に返される、「は?」という反応。「は?(なに言ってんの?)」といった威圧的な反応として受け止められ、とにかくムカつくという意見が多かった。なかには、「は?(それってどういうこと?)」程度の軽い気持ちで使っている人もいるが、人間関係を壊したくなかったら、すぐさま止めるべきだ。「『は?』って言う時の顔にイラつく」(20代男性)との声もある。

◆○○ファースト

「都民ファースト」「アスリートファースト」という言葉が小池都知事になってから頻繁に使われ、2016年の新語・流行語大賞の候補にもなった。「都民を第一に考える」といった意味の言葉なのだろうが、さっそく意識が高いおじさまたちによって、ビジネスシーンでも使われているようになっている。「顧客ファースト、社員ファースト……。ファースト、ファーストうるさい! ってか、どれも当たり前のことじゃん」(20代女性)との悲鳴が現場から聞こえてくる。ちなみに、この連載では筆者は「読者ファースト」を貫き通したい。