世界最高齢の女性は睡眠を重要視、酒・たばこも遠ざけたイラスト/びごーじょうじ

 すでに昔の出来事のようだが、2016年11月米国で行われた選挙によって次期大統領に選ばれたのは民主党候補のヒラリー・クリントンではなく、共和党候補ドナルド・トランプだった。軍人経験もなく、政治家でもない実業家出身の人物が大統領に就任するのは歴史的にも初めてとのこと。

 先の大統領選からさかのぼること半年余り。昨年5月、ギネス世界記録上、〈存命人物のうち世界最高齢〉と認定されていた女性が亡くなった。彼女の名前はスザンナ・ジョーンズ。1899年生まれというから驚きだ。米国の歴史を100年以上見てきた彼女はバラク・オバマの支持者で、今回の大統領選ではヒラリー・クリントンに投票する予定だったという。彼女は選挙結果を知ることなく、この世を去ったわけだが、仮に生きていればどんな感想を持っただろうか。

 彼女は死の間際まで食欲旺盛で、ベーコンが好物だった。ある記事によると朝食はベーコンとスクランブルエッグ、ランチにはフルーツ、夕食は肉、野菜、ポテトのセットプレートでまず肉から手を付けていたという。また、別の記事では自らの長寿の秘訣を「睡眠」と語り、さらに「お酒もタバコも呑まずに、自分のまわりを愛とポジティブなエネルギーで満たしておくことです」と続けている。