いくら高性能なドライバーを手にしても、クラブヘッドを走らせなければ、大きな飛距離を稼ぐことができません。そこで今回は、ヘッドスピードがアップするドリルを紹介しましょう。

 1つ目は、目をつぶって素振りをするドリルです。ドライバーを持ち、ボールを置かずに、肩の力を抜いてスウィングしましょう。地面をたたくのが怖い場合は、クラブヘッドを少し浮かせても構いません。

 目を開けてボールを見ていると、当てようとする(アジャストする)動きが強くなり、それがヘッドスピードにブレーキをかけることになります。インパクトが詰まって、クラブヘッドの 抜け が悪くなるのも、ボールを見て当てようとするからなのです。

【第45回】アマチュアゴルファーのお悩み解決セミナー<br />Lesson45「体の回転でヘッドスピードをアップさせよう」
目をつぶると、クラブの重量がいつも以上に体感でき、ヘッドが滑らかに走って、スウィングアークが大きくなる

 目をつぶって素振りをすると、その余計な動きがいっさい加わらず、あなたにとって、いちばん自然なスウィングができます。腕が振られて、クラブ自体が通りたいところ(軌道)を通るので、クラブヘッドが滑らかに走っていきます。こうすると、インパクトでの「体とクラブの適正な距離」がわかるため、そのクラブの通り道にボールを置けばいいのです。