VMware Expert Awardに選ばれた富士通エフサスは、ITインフラ最適化やサーバ統合のニーズに応えるため、数多くの「VMware認定プロフェッショナル」資格保有者を育成し、「仮想化のエフサス」として名乗りを上げた。今後は、プライベートクラウド(以下、社内クラウド)の社内実践を通じて蓄積したノウハウを基に「クラウドのエフサス」へとさらなる飛躍を目指す。

富士通エフサス
取締役 執行役員常務 サービス部門担当
平野一雄氏

 当社は、ITインフラの最適化やサーバ統合によるICTコスト削減のニーズの高まりに着目し、仮想化と仮想化をベースにしたクラウドの技術が、今後ますます重要になると予測していました。そこで、まず「仮想化のエフサス」を目指し、技術者の育成にいち早く取り組んでまいりました。注目したのはVMwareソリューションの導入・展開を担う技術者「VMware認定プロフェッショナル(VCP)」の資格保有者の育成です。

 当社は、全国に技術者を展開していますが、2011年3月の時点で265人がVCPを取得しています。おかげさまで、2009年から2010年にかけてサーバ統合などの商談が倍増していますが、ご要望にきちんと対応できる体制を整備できたと自負しています。

 2011年度にはVCP取得者を500人にまで増やし、仮想化技術者全体で1200人の体制を確保したいと考えています。さらに、VCPの上位資格「VCAP(VMware Certified Advanced Professional)」や、高い専門性を持った販売資格「VMware ソリューション コンピテンシー」の取得も並行して進めています。今回の「VMware Expert Award」の受賞は、この取り組みを評価いただいたものと思っています。

 当社ではVMwareを採用した社内クラウドを自ら構築・運用しております。この運用を通じて蓄積したノウハウを標準化し、昨年12月には富士通と連携して「プライベートクラウドサービス」を発表しております。「早く」「低コストで」「品質の高い」クラウドシステムを提供し、「クラウドのエフサス」を目指してまいります。

 今後企業の情報システムは、パブリッククラウド、プライベートクラウドの融合により、ハイブリッド化が進んでいくものと考えています。このような環境変化に対し、高い技術力をベースにコンサルティングからシステムの設計・構築、運用・保守まで、トータルに対応することにより、お客様に最適なクラウド環境を提供してまいります。

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