書籍編集者にとって、情報収集は企画立案の肝となります。もちろん、ネット上の情報も有用です。とはいえ、情報が氾濫する中、ついあまり関係のないサイトまで見てしまう、そんな反省が自分にはあります。しかし、この日記があるかぎりムラタくんにとってタブーはないのだ、などと思う今日この頃です。今週もよろしくお願いします。

真っ先に思い浮かんだのは、やっぱりあの会社

 会社に向かう途中、お父さんとお母さんと手をつないで入学式に向かう小学1年生の姿をチラホラと見かけました。桜も満開となり、新年度がやってきたことを感じさせます。と、同時に、リクルートスーツ姿の大学生も目立ち始め、本格的な就職活動戦線を迎えた模様です。

 そんな折、見つけてしまった気になるニュース。『2013年3月卒業予定学生「就職したい企業」「恋人に勤務していてほしい企業」のランキング発表』(2012年4月6日株式会社グローバルウェイ調べ)。「就職したい企業」のランキングはよく目にするものですが、「恋人に勤務してほしい企業」ランキングとはなかなか斬新です。

 ちなみに、彼氏に就職してほしい企業のトップは「三菱商事」、彼女に就職してほしい企業の1位は「資生堂」だそうです。自分が勤めたい企業であれば「給料がいい」「海外勤務あり」「華やか」など、その大方の理由は想像がつきますが、“恋人に求める”という基準になると非常に分析が難しいなと。

 恋人に勤務していてほしい企業ランキングも同時に発表をしている。男性が選んだ「彼女に勤務してほしい企業ランキング」1位は資生堂。TOP10にはANA、JAL、ワコールがランクイン。女性が活躍できそうな業種、職種のイメージ先行だろうか。

 女性が選んだ「彼氏に勤務していてほしい企業ランキング」では、こちらも1位は三菱商事。TOP10には商社が多く、年収が高いイメージの企業の名前が並ぶ。

 リリースの中ではこのような分析がされていました。「彼氏に勤務してほしい~」は書いてあるような要素が強いのかなと納得するところがありますが、「彼女に勤務してほしい~」は、本当に「女性が活躍できそうな業種、職種」が理由なのかなと気になるところも。

 公の文章にはなかなか書けないと思いますが、正直なところ、「美人がたくさんいそうな会社」ということに尽きるのではないかと思いました。どうやって表現すればいいのか、広報担当者は頭を悩ませただろうなぁ、と勝手に妄想して楽しんでいます。

 妄想ついでに、「自分だったらなんて答えるかなぁ」と、どうでもいいことにさらなる時間を費やしてみましたが、自分の願望をなぜか会社名に託さなければいけないという時点で、非常に難しい質問です。思わず「資生堂」と回答してしまいそうな自分に気がつきました。

 お忙しいみなさまもぜひ、妄想に花を咲かせてみてください。ついつい「資生堂」と答えてしまいそうになる自分に気がつくのでは。