モルガン・スタンレーやフィデリティ・インベストメンツ、シタデル・セキュリティーズなど金融大手は、低コストの証券取引所の新設を計画している。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに対抗する狙いだ。  新取引所の名称は「メンバーズ・エクスチェンジ」(MEMX)。ウォール街のブローカーやトレーダーらは長年、取引所から課される手数料に不満を募らせてきた。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した文書によると、MEMXには銀行と証券会社、高頻度取引(HFT)業者など合わせて9社が出資する。