――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  米国の株式市場と世界の他の株式市場の間で連動性が著しく弱まるデカップリング(分離)が起きたことは、2018年夏の話題になった。18年12月は、著しいリカップリング(再連動)の始まりだったのだろうか。つまり、米国市場が世界の市場動向と足並みを合わせて下落する方向へと、投資家が賭けに出るべき状況なのだろうか。  こうした考え方はシンプルだが、説得力がある。2017年初めから18年1月の高値までの時期は、どんな株を買っても、大して問題はなかった。