米セントルイス地区連銀のジェームズ・ブラード総裁は、米国経済について強気の見方を維持しているものの、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ路線を推進すればリセッション(景気後退)に陥る可能性があるとの警戒感を示した。8日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで語った。  ブラード氏は「今の政策金利は十分な水準だ」とした上で、追加利上げを実施する差し迫った必要性はないと主張。FRBが利下げするとは考えていないが、景気か物価上昇率が予想以上に鈍った場合には利下げを検討する用意があると話した。