「USAトゥデー」などを発行する米新聞大手ガネットに対し、ヘッジファンドが後ろ盾についている米メディア大手MNGエンタープライジズが敵対的買収を仕掛けた。発行部数の減少に苦しむ新聞業界では、 資金力豊かな金融会社が親会社としての存在感を増しており、業界が一段のコスト削減を強いられるとの懸念が高まっている。  MNGは業界内で「デジタル・ファースト・メディア」として知られる。同社は14日、ガネット株の7.5%を取得したことを明らかにした上で 、14億ドル(約1510億円)で買収することを提案した。