【北京】中国は長年取り組んできた外国投資法の検討を加速させている。米国との貿易摩擦を解消するため、米国に譲歩する道を探る動きだ。  全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は16日、1月29・30日に臨時会議を開くと発表。外商投資法の草案を最優先議題に据えた。委員会はわずか3週間前の定例会議で現行草案を審議したばかりだ。  新たな外国投資法は、外資と中国企業の競争に公平な土俵を提供する可能性があり、外国企業が長年求めてきたものだ。全人代や政府関係者は何年もかけてさまざまな草案を練ってきた。