【モスクワ】ベネズエラに多額の金融支援を行っているロシアは、トランプ米政権がベネズエラの野党党首を暫定大統領として正式に認めたことを巡り、政治危機をあおっているとして非難した。  ロシア政府の報道官、ディミトリ・ペスコフ氏は記者団に対し「そのような介入は許容できず、一層の悪影響をもたらす」と述べた。  ベネズエラでは23日、国民議会のフアン・グアイド議長が暫定大統領に就任すると宣言。米国のほか、複数の中南米諸国もこれを支持した。一方、先の選挙で勝利したと主張するニコラス・マドゥロ氏は大統領職にとどまる意向を表明。米国とは断交すると主張した。