【パリ】日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告がルノーの会長と最高経営責任者(CEO)を辞任した。これにより、グローバリズムの終わりなき拡大とその落とし穴の象徴となった同氏の長いキャリアに幕が下りる。  ルノーの取締役会は24日、仏タイヤ大手ミシュランCEOのジャンドミニク・スナール氏が後任の会長、ティエリー・ボロレ副CEOが後任のCEOに就任する人事を決めた。取締役会が開かれる前に、ブルーノ・ルメール仏経済・財務相は、ゴーン氏が23日夜に日本の拘置所から、会長とCEOの役職を辞任すると伝えてきたことを明らかにしていた。