外国人採用は日本語ができなくても英語ができて優秀なら雇うが勝ち写真はイメージです Photo:PIXTA

改正入国管理法が成立し、日本も実質的な「移民国家」に踏み出したといわれる。しかし、外国人を雇用するのはなかなか難しい。そこで、外国人専門の人材ビジネス会社を設立し、外国人の採用コンサルティング業務を手掛ける濵川恭一氏に、外国人雇用を成功させる心構えをまとめてもらった。

優秀な人材は
英語ができれば雇うが勝ち

 ここ数年で、外国人を採用する会社が急増しました。特にIT業界は、ビジネスの国際化により、国境を越えたシステムやサイトの構築の需要が増えたという背景があり、外国人のエンジニア採用に積極的です。

 そこで、外国人の就労ビザ取得をサポートし、外国人採用のコンサルティングも行う行政書士として、数々の事例を見てきた立場から、「成功する外国人雇用」のポイントを紹介します。

 昨年6月、LINEが、東京・福岡に続く国内3つ目の拠点「LINE KYOTO」を新設しました。新拠点に京都が選ばれた理由の1つは「外国人の知名度が高い」こと。求人の際に募集要件から「日本語のスキル」をなくしたところ、約1000人の応募者のうち8割を外国人が占めました。