ニューヨーク市在住のマーガレット・ジョンソンさんは、過去4年間につらい教訓を学んだ。それは、ジョンソンさんの住む地域では、殺人事件の被害者が司法による裁きで報われるのは難しいという教訓だ。  ジョンソンさんの息子シェーンさん(当時24)は、ブルックリン区カナーシーで2014年9月11日に銃撃され死亡した。その事件は未解決のままだ。  「事件がいったんコールド(保留)扱いになると、彼の存在が統計上の数字になってしまったと知った」とジョンソンさんは語る。