――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ソニーは四半期で再び過去最高益を記録したが、水面下には弱さも見え隠れする。  同社が1日発表した昨年10-12月期決算は、営業利益が7%増の3770億円となった。このうち約3分の1は、昨年11月に23億ドル(約2500億円)で取得したEMIミュージックパブリッシングの株式60%に絡む一時的な評価益だ。これを除くと、実際には営業利益は26%減だった。  最大の下押し要因となったのが、売上高全体の約3分の1を占めるゲーム部門だ。