1月は米国株式相場が急反発したものの、米国株ETF(上場投資信託)からは過去最高となる250億ドル(約2兆7500億円)が流出した。  流出超過は約1年ぶりで、昨年12月の株価急落で警戒感が高まったことをうかがわせる。株価はそれ以降、予想を上回る企業決算や米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ棚上げを受けて持ち直している。ただ、中国の景気減速に対する懸念が引き続き相場の重しとなり、投資家は2018年1月時点に比べ、はるかに慎重姿勢を強めている。当時は米国株ETFに約310億ドルの資金が流入していた。